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ツバメの巣の撤去と野鳥保護

消えた巣にぼう然、ひなを探す親鳥夫婦
誰が壊し、ひなたちはどこへ行ったのか(OhmyNews)


OhmyNewsで、ツバメの巣の撤去に関する記事を見ました。
ツバメの巣を破壊することは、鳥類保護という観点からも、倫理的な観点からも
好ましいとは言いにくい行為です。
が、もし自分の管理している敷地内にツバメの巣ができたら・・・
そして、その糞便で自分もしくは他人に被害を与えるような状況なら・・・
撤去せざるを得ない場合もあるかもしれません。

糞便で衣類が汚れた時の、賠償責任だけではありません。
鳥の糞便に起因する病気の中には深刻なものもあり、昨今では鳥インフルエンザの
パンデミック(感染爆発)による人類絶滅の恐れすらあります。
鳥害に起因する病気 バードマスター株式会社 

上記のOhmyNewsの件では、スーパーの軒先ということですが、
わたしなら入り口に鳥の巣があるようなスーパーには近づきません。

ということで、わたしとしては、巣を撤去した人に同情的です。
が、ツバメの巣を破壊することは法律違反につながる恐れがあります。
鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律:同法による書類送検の一例 http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1152835460/
(1年以下の懲役、または100万円以下の罰金)

ということで、自ら管理する敷地内に巣が作成された際に、合法的に鳥害を回避する方法を考えてみました。


まず、ツバメの巣の破壊が、鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律(以下、本法)のどの条文に抵触するかというと、

第八条 鳥獣及び鳥類の卵は、捕獲等又は採取等(採取又は損傷をいう。以下同じ。)をしてはならない。ただし、次に掲げる場合は、この限りでない。
 一 次条第一項の許可を受けてその許可に係る捕獲等又は採取等をするとき。
 二 第十一条第一項の規定により狩猟鳥獣の捕獲等をするとき。
 三 第十三条第一項の規定により同項に規定する鳥獣又は鳥類の卵の捕獲等又は採取等をするとき。


八条には3つの除外規定があります。
その一の九条一項をみると

第九条(抜粋) 鳥獣による生活環境、(中略) 被害の防止の目的、(中略)で鳥獣の捕獲等又は鳥類の卵の採取等をしようとする者は、次に掲げる場合にあっては環境大臣の、それ以外の場合にあっては都道府県知事の許可を受けなければならない。


いわゆる鳥害を回避するため、巣(卵、雛)の撤去を認める規定があります。
が、その場合、都道府県知事の許可を得る必要があり、一般市民が申請することはハードルが高く現実的で無いと思います。
(法人なら、行政書士などを利用してください)


次にその二(第十一条第一項)ですが、

第十一条(抜粋)次に掲げる場合には、(中略)許可を受けないで、狩猟鳥獣の捕獲等をすることができる。
・垣、さくその他これに類するもので囲まれた住宅の敷地内において銃器を使用しないでする狩猟鳥獣の捕獲等


つまり、敷地内なら、”狩猟鳥獣”の捕獲は可能です。
が、狩猟鳥獣とは、法律で定める鳥獣(カラスなど害があるもの中心)であり、残念ながらツバメはその中に入っておりません。
鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律施行規則
http://homepage3.nifty.com/hungryhunter/law/2002/shuryoho_sekokisoku.html


最後にその三ですが、

第十三条(抜粋) 農業又は林業の事業活動に伴い捕獲等又は採取等をすることがやむを得ない鳥獣(後略)


事業者対象であり、軒先の巣の撤去とは関係ありません。


ということで、合法的にツバメを捕獲できるのは
”都道府県知事の許可”のみということになります。


でも、鳥害を回避するだけなら他にも方法があります。

本法律が保護しているのは、鳥獣です。巣そのものは適用外。
ということで、雛もしくは卵の無い巣であれば、破壊は問題となりません。
つまり、
・巣をつくりはじめた早期段階(未産卵)での破壊はOK

また、捕獲及び卵の破壊行為は禁止されていますが、
・巣を破壊した後、雛と卵は大切に地面に置いておけばOK(18条に注意)
・巣の周りに柵を設置し、物理的に隔離することはOK

さらに、捕獲につながらなければ
・フラッシュライトや超音波により、親鳥を追い払うのはOK

ということになります。
でも、ま、かわいそうですね。

鳥インフルエンザ。人類絶滅の危機があります。
野鳥の保護は大事だと思いますが、人口密集地での鳥類は保護対象外とすべきではないかと
focuslightsは思っています。
なお、別途”動物の愛護及び管理に関する法律”に配慮が必要です。


なお、日本野鳥の会ではツバメを不安に思う必要はありませんという声明を出しています。

これまで、”野鳥から人への感染例は無い”というのが根拠のようですが、
”ツバメはインフルエンザに感染していない”とは記載されていません。

また、”インフルエンザは高い確率で突然変異を起こすため、これまでなかったことが、明日にも起こりうる”ともかかれていません。
それでもあなたは、ツバメの巣があるスーパーに行きますか?

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