新潟大学は軍事研究を禁止することを研究委員会で決議した。ってことで、togetterでまとめられていました。(
togetter)
正確には、「軍事研究」ではなく、「軍事への寄与」のようです。科学者の行動指針(新潟大学)
4.軍事への寄与を目的とする研究
科学者は,その社会的使命に照らし,教育研究上有意義であって,人類の福祉と文化の向上への貢献を目的とする研究を行うものとし,軍事への寄与を目的とする研究は,行わない。
※平成27年10月16日付で 科学者の行動指針を一部改正し,「4.軍事への寄与を目的とする研究」として,軍事への寄与を目的とする研究を行わないことを定めた。
でも、「軍事への寄与」って定義が曖昧すぎですよね。
「殺戮兵器の開発を行わない」とかならわかります。
が、
「軍事寄与」だとあまりにも領域が広すぎです。経済学は敵国経済の混乱に寄与できますし、
心理学は拷問時の情報収集に利用できますし、
情報工学、計算機学は敵国の混乱や暗号解析に利用できますし、
航空力学や流体力学は戦闘機設計に、
生物学や遺伝子操作は生物兵器に寄与しますよね。
自衛隊の戦闘糧食(レーション)には赤飯や鶏めしがありますが、新潟大はお米の研究も禁止でしょうか(笑
逆に、GPSやインターネットもARPA(DARPA)の軍事研究から生まれているのを知らないのでしょうか。
そもそも、新潟大学を卒業した学生が、兵器開発に従事しないとも限りません。
防衛省の技術研究本部研究職の推薦をもらった友人がいますが、新潟大ではこういうのも禁止なのでしょうかね。(対化学兵器の研究だと言ってました)
憲法 第二十三条 学問の自由は、これを保障する。
って、駅弁大学の学長さんに教えてあげたい、とおもうfocuslightsでした。