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量刑の変態加算

抗議を受けかねないので最初にお断りしておくと、本エントリーは被害者・加害者等の利害関係者に対して向けた文章ではなく、地裁裁判官に向け、その判決の妥当性を問うたものです。
論理的なご意見に対しては真摯に検討を行い、加筆訂正を行います。
感情的なコメントは無視します。

変態という言葉には侮蔑的な意味が含まれるため、以下、性的少数派と表現します。(読み替えてください)
2007年では少数派で変態と呼ばれているかもしれませんが、この文章を読んでいらっしゃる時には多数派となっている可能性を考慮しています。
なお、わたしは性的少数派に属さないため、性的少数派の方を弁護するために本エントリーを記載している訳ではありません。

お題は
<事故死児童写真>無断掲載の元教諭に有罪判決 東京地裁 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070705-00000036-mai-soci

詳細はニュースサイトを観ていただくとして、リンク先が消えた時を考慮して要約すると、

東京都の元教諭(以下Y被告)は
1.交通事故死した親が公開していたHPより、5人の子供の事故写真16枚を自らのHPに無断転載した(著作権法違反)
2.HPを見た男性2人に子供の裸を撮影した画像2枚を電子メールで送信した(児童売春・児童ポルノ処罰法違反)

より、懲役2年6ヶ月、保護観察付き執行猶予5年(求刑懲役2年6ヶ月)だそうです。

判決では、
被告が起訴事実のほかにも多数の遺体写真をHPに掲載していた。
性的好奇心をあおるようなコメントを付けていた。
HPの閉鎖要求に応じなかった。

などから。
「自らの性的嗜好や関心を満足させるためには手段を選ばない態度で、動機に酌量の余地はない」と厳しく断罪。
また当時、小学校教諭だったことから
「職責に全く反する言語道断の振る舞い。教育者に対する信頼が損なわれた」と述べた。

だそうですが、これって、著作権法違反と何か関係するんでしょうか?
(閉鎖要求を無視したというのは、刑の加算に寄与しそうですけど)

著作権法では、最高懲役5年までありえますが、HPに掲載されている写真を転載しただけで懲役刑というのは、罪に対する罰として等価なのでしょうか?

児ポ法違反というのも、写真転載だけでは十分な制裁を加えられないと見て、いかにも後から付けくわえたという印象です。

通常、公務員(含む教師)に対する罪は軽くなることが多いと聞きます。
これは、懲戒免職となることで、既に社会的制裁を受けている分、減刑されるためです。

それなのに懲役刑。
執行猶予付けているからいいだろ。と言わんばかりの判決には疑問です。

刑法で定義され、刑事訴訟によって被告に与えられる刑罰は、被告が罪を償い、更正を促すための物であって、被害者の恨みを晴らすための物ではないと思います。
刑事裁判は不法行為の認定だけで、あとは民事裁判で、被害者が被った精神的苦痛に相当するだけのお金をむしり取るのが本来あるべき姿なのではないでしょうか。
(償える財力があるかどうかは分かりませんが)

現代の刑法では、性的少数派に属するからと言って、判例と比べて罪を加算してよいという条文はありません。
性的少数派にも公平な判決を受ける権利があります。

まぁ、いろいろと調べてみると、公判の進め方にも問題があったみたいですけど。

児ポ問題の専門家である奥村徹弁護士の見解はこちら。
奥村徹弁護士の見解(hp@okumura-tanaka-law.com) http://d.hatena.ne.jp/okumuraosaka/20070705/1183607755

普段なら、参考HPは先に出すのですが、さすがは奥村弁護士。簡にして要、評にして恢。
一度リンク先に飛ばれるともう二度と当ブログに戻ってきていただけないと思い、後方に置きました(^^;)

focuslightsはY氏の嗜好にはまったく興味がありません。
同情の感もまったく無いです。
純粋に地裁の裁判官に対する疑問だけです。

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批判的な文章を掲載する際には解決法の提示が望ましいと考えていますが、問題点を抽出整理して、広く知らしめることで、集合知により解決を図ることも重要と考えているため、対案の提示は必須とは考えていません。

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