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AMDがTransmetaに出資する意義を考えてみた(妄想日記)

みなさんのPCにはIntel入っていますか?それともAMD派?現在のわたしのメインPCはCore2Duo E6600ですが・・・

前のメインマシンはAthlon64でした。まぁ、インテル派、AMD派(アンチインテル派)というのは最後にするとして・・・・

AMDがトランスメタに750万ドル出資 (CNET 2007/7/9)http://japan.cnet.com/news/biz/story/0,2000056020,20352419,00.htm
というニュースについてちょっと考察(妄想)してみました。


CPUメーカーとしては全盛期を過ぎてしまったTransmeta。
現在ではCrusoe/Efficeonの販売を中止しており、すでにチップメーカーではなく、特許管理会社として生まれ変わっているそうです。
CNETの記事には、2006 1Qの売り上げが1950万ドルに対し2007 1Qは160万ドルに低下しているとのことで、かなり苦戦が続いているそうです。

一方AMDのほうも、Intel Core2Duo登場以来、苦戦が報じられることが多く、Athlon64の価格改定(値下げ)が続いています。
また、2006/10に買収したATIの買収費用など台所事情は苦しく、2007/4に18億ドルの借り入れ計画を発表しています。
ある意味、Transmetaの代わりにAMDが借金してあげているとも取れます。

今回の出資は、Transmetaの優先株を取得することによっておこなれるそうです。
優先株。響きはいいんですけどねぇ・・・
”優先株”とは、配当を優先的に受け取れる代わり、経営に参加する権利を持たない株式のことです。
安定的な配当収入を望む投資家にはメリットがあっても、借り入れ資金を用いて行う投資ではありません。
議決権は無いし、役員を送り込むことは出来ない。ましてやTransmetaが所有するIP(知的財産)の権利が得られるわけでもありません。

そもそも赤字続きのTransmeta。優先株の優先配当率がどの程度なのか分かりませんが、配当が出せるとは思えません。
最終的には普通株へ転換して(転換予約権がついていれば)、経営に参加したりするのかもしれませんが、現時点では純粋な支援の形式です。
(750万ドル(約9億円)って、びみょーな額なんですが(笑)

ということでAMDがTransmetaに投資するメリットについて考えてみました。

①敵の敵は味方
一番はっきりしているのがこれです。
TransmetaはIntelが特許を侵害したとして2006/10に訴訟をおこしています(2007/7係属中)。
賠償請求額がいくらなのかよくわかりませんが、対象はPentiumIII以降の製品1000億ドル相当で、懲罰的賠償(3倍賠償)を求めているので、かなりの額のはずです。
Transmetaが勝利すれば、Intelの今後の投資戦略に影響を及ぼすことは間違いなく、AMDにも有利にはたらきます。
が、米国の訴訟は非常に費用がかるそうです。
台所事情の苦しいTransmetaでは訴訟が維持できなくなり、目先の小銭を得るために、かなり妥協した額での和解やライセンス契約を結ばざるを得なくなるかもしれません。
今回の出資はこれに対する援護射撃と見れます。
最近話を聞かなくなりましたが、SCOがLinuxの著作権を主張してIBMやNovellなどに対して訴訟が継続中です。
一方Microsoftは、SCOに対し1000~3000万ドルともいわれるライセンス料を支払っていますが、これがLinux陣営に対する間接的な妨害工作となっていることと同様ケースです。
AMDもMicrosoftも別に悪いことをしているわけではないです。

②LongRun2の採用
Transmetaのもつ技術の中で、もっとも有望とされているのがLongRun2。
トランジスタの閾値電圧(Vth)を動作速度やトランジスタの個体差にあわせて動的に制御してリーク電流を減少させる省電力化技術だそうです。
NEC、ソニー(65nm次世代Cell B.E.に採用されるそうです)、富士通など、数社がライセンス供与をうけているようですが、AMD/Intelはまだ採用していません。
次世代AthlonにLongRun2を採用するというのが考えられます。
AMDとTransmetaはx86メーカーとして競合関係にあったわけですが、LongRun2を次世代Athlonに搭載するにあたって協力関係を明確にするという意思表示となります。

実際の所はどうか分かりませんが、初代アスロンのコア焼け(焼き鳥・・)や、モバイル系の発熱などで、低消費電力には不向きな印象をもたれているAMD。
(Intelの広告戦略だというひともいますが)。
Transmetaと組むだけでもイメージを払拭することが可能です。

ほかにもいろいろありましたが・・・
あー、いつまでたっても本題に入れないので中略します

中略

文量が増えるので、細かい説明も省きます。

⑥CMSの採用
AMDはプロセスの微細化によって、余裕のできたトランジスタ資源を特定処理の加速に振り分けるそうです。
汎用CPUコア+特定処理のアクセラレータ。すなわちfusionと呼ばれるやつですが、ここにCMS(コードモーフィングソフトウェア)を導入するという案です。
K8コア+Efficion・・・・というのもおもしろいですが、それなら、K8を複数積んだ方が効率がいいです。
では、何のためにCMSを積むのかというと・・・・

fusionのお相手となる回路。それが、物理演算エンジンなのかJAVAアクセラレーターなのかハミルトニアン計算機なのかなんだか知りません。
まぁ、多種多様なアクセラレーターが考案されるんでしょう。
結果的に、命令コードとCPUの種類がかなり増加することになるとおもいます。
そして、その命令は現時点で使用頻度が低いニッチな用途だからこそ現在のCPUに組み込まれていないということ。
つまり、かつての浮動小数点計算やSIMDみたいに未来のCPUで必ずサポートされるとは限りません。
つまり後方互換性も保証されません。

プログラマーがJAVAアクセラレーターの機能を使おうとしたらその前にCPUの種類とリビジョンとアクセラレーターの有無を確認して・・・
そんでもって、アクセラレータの種類に合わせたコードをかかなきゃいけないとなったら、大変です。
命令セットを定義できるIntelならともかく、AMDでそれをやると、いちいち構ってられるか。と、そっぽをむかれることうけあいです。

では、その辺の作業をどこがやるかですが・・・、現実的にはコンパイラか、.NET Frameworkあたりで判定してもらうと楽なのでしょうが、他社には任せておけない。
とすると、fusionにCMSを搭載して、アクセラレーターがあればそれを使用。なければ、CMSをつかってx86命令に変換。というのはどうでしょうか。

プログラマーとしては、ある世代以降のCPUにはとりあえずアクセラレーター命令を使っておけば、有れば速いし、無くとも、自前(ライブラリー)で同じルーチンを組むのと同等以上の動作速度は保証される。
さらに、有る無し関わらず、AMDが同じ動作を保証してくれる。
また、CMSでラップすれば、過去に発売したCPUでもCMSの変更パッチでOK。バグが見つかっても修正可能。

おお、なんだかよさそうです。

一つ問題は・・・
ハードウエアアクセラレーターの威力は本当にすさまじいので、汎用CPUでコードモーフィングしても実用に耐えない場合があるかもしれないということです。

かなり昔、68LC40(浮動小数点計算ユニット無し)でマンデルブロットを描くソフトを書いたとき、浮動小数点ユニットをエミュレートするエクステンションを使用したら、あまりに遅くてビックリした経験があります。(かなり昔のことなので、ちょっと記憶があいまい)

えーと・・・・
本当は、わたしのCPU遍歴を披露したかったのですが、だんだん疲労してきたので・・・
focuslightsは今宵はここまでにしとうございます。

うーーん。ブログのタイトル、focuslightsの妄想日記に変更しようかなァ

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