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歌詞の引用とJASRAC

みなさん、ご自身のページで歌詞を引用したことはありますか?わたしは、以前紹介した、岡崎律子さんの曲を引用したいと思っているのですが、音楽著作権に触れるのはトラブルの元なので・・・


かなり昔の話になりますが、司馬遼太郎センセイの「坂の上の雲」という小説を読んだことがあります。
そこに、秋山真之帝國海軍参謀のお話が出てきます。
秋山真之は”本日天気晴朗ナレドモ浪高シ”など名文家として紹介されていますが、自身出会った名文を手帳に書き記していたとのエピソードが語られていました。
(と、記憶しています)

かなり昔に呼んだ小説で、手元にないため記憶違いかも知れません。小説なので、どこまで事実なのかもはっきりしません。
が、これを読んだとき、
「人生で名文に出会う回数は限られている。特に、一度読んだら処分するような漫画やエッセイは2度と出会うことが無いかも知れない。
だから、わたしも、わたしが出会った名文を記録しよう。」
と思い。ノートを作成しました。

最初のページに記録された文は

子供の頃はバレリーナにも宇宙飛行士にもなれたかもしれないのに、自分が今の自分でしかないってのは、なにかふしぎだね
(エイリアン通り・成田美奈子先生)


でした。

ノートを通してのお気に入りは

インドのパガルプールにいた有名な豹は、3年間に350人ものインド人を食い殺した。
そして、豹退治に呼ばれたイギリス人のジム・コルヴェット大佐はその豹を含めて、8年間に125匹の豹と虎を撃ち殺した。
それでも動物が好き?
(風の歌を聴け・村上春樹先生)



さて、ここまでで、私は、司馬遼太郎先生・成田美奈子先生・村上春樹先生というお三方の文章を引用させていただきました。
が、引用に際して、許諾をいただいたりしていません。
これは、著作権法第三十二条

公表された著作物は、引用して利用することができる。
この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるものでなければならない。



で定義される引用の範囲内であると、”わたしが”判断しているからです。
あくまで、私の判断。裁判で負ける可能性はありますが、判例によると、明瞭区分性と主従関係と引用必然性。つまり
・著作物の部分使用で、質・量的に記事全体にしめる部分が小さいこと(主従)
・かっこなどで引用部分を明らかにし、出典を明記すること
・引用する必然性があること。引用部分を削除すると文章が成り立たなくなること。

のガイドラインに沿っているので大丈夫かな。と。
それに、まぁ、こんな場末のブログを訴えるような無駄(無益)なことはしないだろうなぁとタカをくくっているところもあります。


えーと、JASRACと歌詞引用の話でしたね。
タカをくくっていると書きましたが・・・
基本的に著作権法違反は親告罪なので、著作権者の方が告訴することで刑事事件になります。
が、たいていの著作権者のかたは才能に溢れるかたで、そうでない一般人には寛大なお方が多いことと、細かいことにいちいちかまっているよりは、次の作品を制作なさるのにお忙しいということがあります。

しかしながら、楽曲の場合は、JASRACなどの著作権協会が著作権を預かり、権利行使を代行してします。
著作権者本人なら、”まぁこれくらいなら許してやってもいいか”と思う程度でも、代行する団体ではそういう理論は通じません。
権利者を代表して、最大限権利を行使する義務があります。
(理事長や一般職員の年収(JASRAC 年収でググれば・・)を聞くと権利者の代表というところが怪しくなりますがそれはまた別の話と言うことで)

JASRACとてどうせ裁判をするなら大金を請求できるところ、有名サイトや違法行為が大きいところを訴えるほうが効率が良いはずですが、
小さいサイトとて悪しき見本になる可能性があるので、サイトの大小問わず請求書を受け取る可能性があるわけです。

JASRACは、国内に存在する法人。著作権法三十二条の適用を受けます。
また、しらべた範囲では、JASRACが”引用”を否定するような発表はみつかりませんでした。
ただ、その許容範囲が、世間一般で考える引用の定義よりだいぶ狭いというところに、トラブルの源泉があるようです。
(とりあえず請求書を送っておけというところもあるようですが)
事実、ちょっとググればJASRACより請求を受けたサイトのお話が出てきますし、漫画雑誌を読んでいると、一小節程度の引用で、JASRACの許諾を得ているような例を見受けます。
(雑誌の許諾は、JASRACが強制しているのではなく、出版社が安全のために自主的にやっているというはなしもあります)

歌詞の引用に関して、判例をご存じの方がいらっしゃったらご一報いただければ幸いです。
JASRAC様が引用のガイドラインを発表していただくのが望ましいのですけどね。

そうそう、最近のお気に入りの名言をもう一つ。

(2006年) 11月6日放送の「NHKスペシャル ラストメッセージ『核なき世界を~物理学者・湯川秀樹~』」は内容も良かったが、
「一日生きることは 一歩進むことである」という湯川博士の一言が素晴らしかった。
生きることを創造的開発に置き換えて、座右の銘にしたい一言である。
(ItProより嶋正利氏)


引用の引用をやってみました。
ちなみに嶋正利氏とは世界初のマイクロプロセッサである4004の開発者のお一人。
8080/Z80の開発にも携わり、インテルとアメリカに未来をもたらした人です。
こういう方が日本で活躍できるような場を提供できなかったってことが、今の日本が所詮日本でしかないんだなぁということなんでしょうね。


そうだ、focuslightsから質問していいですか。
雪がとけると何になるでしょう?答えは水ではなく・・・
(このぶぶんは高屋奈月先生よりの引用です)

とりあえず、自分でOKと思う範囲で歌詞を引用してみて、クレームがついた時点で、請求権不存在の確認請求訴訟というやり方も無いわけではないと思いますが・・・


ところで、最近カウンターを付けたのですが、そこそこ地道に回転してるみたいです。
でも・・こんな長い文章最後まで読む人どれくらいいるのかなぁと疑問に思ったりしますorz

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