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老人たちは、再び戦争が起こることを望んでいるのだろうか

鷲田清一大阪大学総長が会長を務める団体が、状況によっては検閲を容認するとの見解を発表したそうです。。。

いきなりですが、憲法前文を抜粋します
日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。
日本国憲法は戦争の防止を主眼において制定されており、その方法として、戦力の不保持と思想の自由が定められています。

前大戦はファシストによって引き起こされました。
ファシズムとは、”結束した同盟者の集まり"(wikipedia)と定義されますが、逆に言うと同盟者以外を排除する集まりでもあります。
他の思想の存在を許さないファシストは、まず言論弾圧を行い、国内の思想を統一しました。
そしてその後、世界統一を目指し、戦争を起こす。
これが、戦争に至る経緯です。

国内の思想の多様性が保たれていれば、戦争は起きない。そのため、思想と言論の自由を保障する。
これが、日本国憲法の平和主義です。


日本国憲法は、第19条から第23条で思想の自由を保障しています。

第十九条  思想及び良心の自由は、これを侵してはならない。
第二十条  信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない。
○2  何人も、宗教上の行為、祝典、儀式又は行事に参加することを強制されない。
○3  国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない。
第二十一条  集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。
○2  検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。
第二十二条  何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択の自由を有する。
○2  何人も、外国に移住し、又は国籍を離脱する自由を侵されない。
第二十三条  学問の自由は、これを保障する。

第21条2項に通信の秘密の確保と、検閲の禁止が定められています。
思想の弾圧は、常に検閲とセットで実施されてきたことによります。

検閲の禁止は「但し書き」を持たない絶対的な条項。
たとえ、公共の福祉に反する場合でも禁止されると解釈できます。
もし通信が公共の福祉に反するのであっても、それは、検閲以外の手段によって解決されるべきという意味です。

が、目的のためなら、検閲も辞さないという輩が現れました。
それが、大阪大学の総長らと聞いて、彼らの真の目的は別にあるのではないかと思った次第です。


児童ポルノの強制遮断「条件付きOK」 ネット業界見解
 インターネットの児童ポルノ対策として検討が進むブロッキングについて、事業者や学識者らでつくる「安心ネットづくり促進協議会」(会長、鷲田清一・大阪大総長)の作業部会は19日、限定して可能とする見解で一致した。「通信の秘密」の侵害に当たるかどうかが議論の焦点となっていたが、法律の専門家の検討結果が了承された形となり、業界の自主規制に向けた具体的作業が本格化する。
 ブロッキングは児童ポルノ画像や動画などの閲覧を規制することができるが、利用者の通信がチェックされるため、憲法21条で保障された「通信の秘密」を侵す恐れがあると指摘されていた。
 19日の部会で提出された法的問題検討グループの報告では、「通信全般を監視するブロッキングは事実上の私的検閲行為」とした上で、児童ポルノについては例外があると指摘。「(被写体の児童は)成人してからも心身や社会生活に深刻な被害をもたらし、ネットの違法有害情報の中でも別格。著しく児童の権利を侵害する場合は、緊急避難として(規制が)許容される」との見方が示された。(Nikkei Net)

安心ネットづくり促進協議会とは、鷲田清一(大阪大学総長)、清原慶子(三鷹市市長)、村井純(慶應義塾大学教授)らが率いる私的団体。

とはいえ、幹事には、NTTドコモ、マイクロソフト、ミクシイ、ソフトバンク、楽天、ヤフー、富士通の役員クラスが名を連ねており、その気になれば日本の通信のほとんどをシャットダウンできる陣容です。

そういった団体が、「私的検閲行為」を容認。
児童ポルノの防止のためという大義名分をまとっていますが、検閲は検閲。
条件付きでも許されるとは思えません

今は児童ポルノの防止とは言っていても、どうなるかわかりません。
人の数だけ正義があって、大義名分などいくらでも作成することができます。
いずれ彼らは、社会の秩序を保つという大義名分の元、犯罪に関する通信や、政府や政治家に対する批判的意見すらも検閲の対象とするのでしょう。

このブログが、阪大の要望により検閲、通信遮断される日もそう遠くないかもしれません。


児童ポルノを容認せよといっているわけではありません。
児童ポルノの蔓延を防止するとはいえ、検閲以外の手段をとるべきと主張しています。
検閲をしないなら、まず日本国憲法を変えるべきです。

なお、憲法は、国家と国民の間の法律であって、私人間間には適用されないという考えがあります。
が、私的団体による基本的人権の蹂躙を防止する義務が、国家にはあるとfocuslightsは思います。

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