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若者が献血するメリットを作り出さないと、献血制度は崩壊すると思った

Agapeという言葉があります。
わたしが始めてこの言葉を知ったのは、メロキュア(岡崎律子&日向めぐみ)の歌う円盤皇女ワるきゅーレの挿入歌から。
言葉の意味は、「無限の愛」。
神は無限の愛(アガペー)において人間を愛している。
でも、神は何かの利益を得る訳ではないので、それは「無償の愛」である。というもの。

神と人の間では無償の愛は成立しても、人と人の間なら、対価を求めてしまうものではないでしょうか。


少し前の「痛いニュース」に、献血に関するスレッドがありました。
“尋常じゃない”若者の献血離れ 「今の若者は助け合いの精神が足りない」…厚労省担当者(痛いニュース)
17歳男性献血量400ミリリットルに引き上げ
2008年の実績を1985年と比較すると、10、20歳代ともに献血者が大幅に減っている。1985年の16~19歳を見ると、献血者 179万人、献血率(人口に占める献血した者の割合)25%。20歳代は献血者260万人、献血率は17.6%だった。08年は16~19歳の献血者が 1985年の5分の1に、20歳代は半分以下になった。大幅に献血者が減ったのは、少子化による人口減少に加えて、若者の献血離れが進んだためだ。
輸血用血液製剤は救命医療やガンなどの大きな手術で主に使われ、高齢者の患者が多い。大半を献血に頼っているので、若者や健康な人が献血をやめたら成り立たない。
厚生労働省血液対策課の担当者は、「全体的に減っていますが、若者の献血率の低下は尋常じゃないです。20数年でこれだけ減っているのは、若者の個人意識が高まり、助け合いで成り立っている献血に対しての意識が変化していることが大きいと思います」といっている。
http://www.j-cast.com/2010/01/02057085.html


>若者の個人意識が高まり、助け合いで成り立っている献血に対しての意識が変化していることが大きいと思います。
厚労省の役人はこういいますが・・・
助け合いの精神といいつつ、提供者に対してどのようなメリットを提供していると言うのでしょうか。

お菓子が食べ放題?粗品がもらえる?検査値を見て健康管理する?
どれも、献血により受けるデメリットに見合うとはいえないでしょう。

さらに、日赤は血液を患者に無償提供しているわけではありません。

H18年4月改定薬価
照射人全血液CPD「日赤」 400mL由来1袋 12,999円
赤血球MAP「日赤」 400mL由来1袋    12,969円
濃厚血小板「日赤」 20単位約250mL 1袋 153,610円

照射人全血液CPDが12999円。
血液はボランティアからの無償提供。
CPD液や放射線照射や感染症検査はタダではありませんが、販売価格からするとほぼ無視できるレベル。
人件費を別として、原価率0%のボロい商売をしています。

それなのに「助け合いの精神が足りない」というのはおかしな話。
「助け合い」が聞いて笑ってしまいます。


血液を確保したいのであれば、提供者に何らかのメリットを提供すべきです。
簡単に思いつくメリットは、2つ。

① 金銭保障
売血制度の復活。とまで言うと行きすぎですが、500円・1000円程度の補償くらいあっても良いと思います。
かつての売血制度では、売血で生計を立てるため、限度回数を超えた献血をしたり、質の悪い血液が集まることが問題となりました。

が、低額ならそれで生計を立てようとは思わないでしょうし、「愛-Ca」で本人確認すれば回数確認も可能だと思います。
現代では生化学検査・感染症検査が実施されているので、質に関しても問題にならないと思います。

参考ページ:売血 若き12人の医学生たちはなぜ闘ったのか

②優先還元条項の復活
1974年までは、「預血制度」があり、以前の献血手帳には、
「あなたやあなたのご家族が輸血が必要とされる際、この手帳で輸血が受けられます。」という優先還元条項があったそうです。
献血すれば、将来の自分にメリットがあるとなれば、献血量は自然と増えるのではないでしょうか。

当時の預血制度は、「預血証書」の売買など、患者の弱みに付け込んだ商売が行われていたそうです。
が、「預血」といっても、「預血が無ければ輸血を受けられない」といった義務的なものではなく、「血液製剤の薬価を多少割り引く」くらいの運用であれば、売買市場は成立しないでしょう。
さらに、預血は売買・譲渡不可にして、先述の「愛-Ca」による本人確認にすれば問題は起きないと思います。



献血量の減少は、「献血者へのメリットがない」ことが一番の問題と思います。
「安全な血液製剤の安定的供給の確保等に関する法律」(2002年)によって有償採血が禁じられたことによるそうですが、何らかのメリットを提供しないと、いずれ献血制度は崩壊するとfocuslightsは思います。

コメント

Secret

No title

私は若者ですが、笑止、と言う感じです。

今の若者は恵まれていません。今の老人が作った非正規雇用や、老人のために支払わされる多くの税金、掛けただけもらえない年金問題。馬鹿馬鹿しくて、イライラします。

どうしてこんなに老人に苦しめられている私達若者が、老人のために血を差し出さないといけないのでしょうか?マゾか!?と思います。

あ、上の文章ですが、50代の私の母も言っておりました。この考えは若者だけのものではないと言う事です。

献血のお話しを読んで。

初めて 貴方の献血のお話しに 賛同すると共に 献血制度の根本的な見直しが出来ないなら 私のような犠牲者がもっと出る前に崩壊したらいいと思ってます。 世の中は 献血制度の 良い部分と社会貢献や人助けだと賛美する概念が植え付けられていますが 人助けをするために 貢献した人の安全保証である献血健康被害救済制度は ただのうたい文句でしかない事。いざ何事があれば、その救済制度が赤十字を守る形になっている事… 偽善を被った 恐ろしいところだと私は、体験して心から想いました。 私や、私の家族は、もし献血をするのならば、現在ある献血のあり方ではしたくないと 強く思っています。 そしてあなたのお話しを読んで 共感します。 みんな本当の事知ったらいいのになって想います。

No title

私はメリット・デメリットでは考えていません。

というのは、今の若者は経済的に恵まれていません。非正規雇用のシステムや掛けただけ貰えない年金問題など、将来は不安だらけです。

そして、輸血が必用なのは年配者です。
年配者が作った若者に不利な社会で必死に頑張っている若者に、年配者のために血を差し出せ、と?

これ以上若者から搾取するのは止めろ、とだけ言っておきます。

補足ですけど、
昔はやってたんですよ。旅行券とか図書券とか。友人が貰ってたのみました。でも、売血にあたるとして、たしか法律で禁止されてます。間違ってたらすみません。
確かにメリット必要ですけど、運用費(賃貸料、提供するお菓子や飲み物やグッズ、人件費、広告費など)を考えると、そこまで否定できるものでしょうか??

それと、今は血液貯金をしなくても平等に輸血もしてくれます。それをメリットとしてあげる必要がないのです。
極端な話、もし自分が輸血を受ける立場になったら、血液がひとつもなかった!!なんてなったら、どうするのですかね?
そうなるくらいなら、血液貯金にして義務的にした方がいいのかもしれませんね。それって、なんか寂しいです。

それと献血のメリット、調べましたけど、美肌、発ガン抑制、ダイエット、血管を健康に保つなど、色々あるみたいです。ただ、すべてのひとではないですし、確率の問題ですね。

No title

売血はぜったい問題になるだろ。そんなの自明。
売価が高すぎる感はあるが、管理費だの輸送費だのかかるんじゃないの?
高いとか言いだすとそれは医療全体の問題な気が。

もう10年20年もすれば血も培養できるようになるからそれまで持てばいんじゃない?

というか筆者は献血したことあるんかね?
「メリット」とか言ってる時点で経験なしと見たが。

「抗議一切受け付けず」ってことなんで、こっちも言いたいこと言わせたもらったよ。

No title

気が向いたときにたまに献血をする程度の者ですが、血がそんなに高価だとは初めて知りました・・・。
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