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献血時の無料検査項目追加(グリコアルブミン)と国民総献血法

いうまでもないことですが、2009.1現在、”国民総献血法”なる法律はありません(笑。(詳細は後述)


献血時の無料検査項目に、糖尿病関連の生化学検査が加わるそうです。

<献血>糖尿病にかかわる検査 3月中旬から実施へ (Yahoo-毎日新聞)
日本赤十字社は献血者全員に、糖尿病にかかわる検査を無料で実施することを決めた。3月中旬から始める。国内には予備群を含め約2210万人の患者がいると推定されている。だが、自覚症状がない場合が多く、定期健診を受けていない人を中心に発見も遅れがちだ。同社は「健康に留意するきっかけにしてほしい」と呼び掛けている。

献血をすると、希望者に対し検査結果を郵送してくれる「検査成績のお知らせ」というサービスがあります。
検査成績のお知らせ(日本赤十字社)
血液センターでは、献血にご協力いただいた方々への感謝の気持ちとして、7項目の生化学検査成績を献血者全員にお知らせしています。また、成分献血・400mL献血にご協力いただいた方には、8項目の血球計数検査成績についてもあわせてお知らせしています。これらの検査成績はいずれも通知を希望された方を対象とし、献血後おおむね2週間程度で親展(書簡の郵便)にてお知らせします。

具体的な検査項目としては、(2009.1現在)
ALT(GPT), AST(GOT), γ-GTP, 総蛋白, アルブミン, アルブミン対グロブリン, 総コレステロールがおこなわれているそうです。
(いずれも、血清生化学検査)

これらのうちの一つと、"グリコアルブミン"とを入れ替えるとのこと。

グリコアルブミンってなに?という感じでしたので、調べてみました。
グリコアルブミン(BML 検査総合案内)
①グリコアルブミンとは血糖であるグルコースがアルブミンと非酵素的に結合した糖化蛋白質(フルクトサミ ンの項参照)
②約2週間前の血糖値を反映 アルブミンの半減期が17日前後であるため、過去2週間程度の血糖コントロール状態を反映する指標となる(「血糖」の頁下表参照)。
③食事や運動などの影響がない 正常人のグリコアルブミン値は食事や運動などで血糖値が変動した場合でも変動せず 、また日内変動もみられない。
④共存物質や血清アルブミン濃度の影響を受けにくい臨床的意義厳密な血糖コントロールを必要とする場合に有用妊婦の糖尿病患者や薬物の治療効果など急速に変化するコントロール状態を知りたい時に有用。

いわゆる血糖コントロール状態の指標というやつですね。

糖尿病診断の臨床検査としては、
・空腹時血糖値
・HbA1c (ヘモグロビン エーワンシー)
が一般的ですが、
前者は、空腹(通常朝食前)でなければならないので、献血には向かず、
後者は、全血での検査のため、血清生化学検査の入れ替えとはならない。
ということで、”グリコアルブミン”が選ばれたそうです。
(成分献血・400mL献血は血算もおこなっているそうなので、こちらに追加という手もあったはずですが・・・)

HbA1cは有名ですが、グリコアルブミンはあまり聞きません。
調べてみたところ、保険上、HbA1cとグリコアルブミンの同時測定を認めていないため、HbA1cに検査が集中しているとのこと。
日赤が採用したことで、今後メジャーになっていくのかもしれません。

さて、ここまでは前振り。
現在の献血時検査項目は、
ALT(GPT), AST(GOT), γ-GTP, 総蛋白, アルブミン, アルブミン対グロブリン, 総コレステロール。
(うち一つはグリコアルブミンと入れ替え予定)

で、どうせ糖尿病関連検査を加えるのなら、もっと成人病に特化した検査に注力してみてはいかがでしょうか。

たとえば、
コレステロール(LDL, HDL), 中性脂肪(TG), 尿酸
あたり。
献血時の無料検査でここまで調べてもらえれば、献血をするモチベーションもグッと上がります。
過去の検査結果一覧とかも出していただくと、モアベター。

で、ついでに法令を改正して、サラリーマンの定期健康診断の血液検査を、日赤の献血検査で代替できるようにしてしまいましょう。
そうすると、健康診断のコストを減らしたい各社は、献血を社員の義務にすることでしょう。

サラリーマンの健康診断は、労働安全衛生規則で定められています。
労働安全衛生規則 第四十四条  
事業者は、常時使用する労働者(第四十五条第一項に規定する労働者を除く。)に対し、一年以内ごとに一回、定期に、次の項目について医師による健康診断を行わなければならない。
一  既往歴及び業務歴の調査
二  自覚症状及び他覚症状の有無の検査
三  身長、体重、腹囲、視力及び聴力の検査
四  胸部エックス線検査及び喀痰検査
五  血圧の測定
六  貧血検査
七  肝機能検査
八  血中脂質検査
九  血糖検査
十  尿検査
十一  心電図検査
たかが省令。国民の健康維持と国内献血量の確保のため、サクッと改正してしまいましょう。
で、どうせなら、サラリーマンだけでなく、自営業者やニートまで含んだ国民の義務としてしまえば、さらに血液量が確保できます
というか、定期的な献血を義務化する法案を作ってしまえばいいわけです。
名づけて、国民総献血法。
健康維持管理と国内献血量の確保を両立できる素敵な法案です。

国民総献血法案の策定にあたって、いくつか留意すべき問題があります。
・健康診断シーズン(4,10月)に献血が集中する恐れ
 →各自の誕生日にすればOK
・献血に適さない人は検査が受けられない(低比重、英国渡航歴など)
 →自腹で検査してください
・検査目的の献血だと、粗悪な血液(感染血)が増える
 →日赤ご自慢の検査(NAT)体制で、漏らさずはじいて廃棄処分にすればOK

ま、なんとでもなりますね。

献血を義務化していて、血液情報とDNA情報を住基番号で管理する。
そしたら、希少血液(ABRh-, CMV-)などもすぐに探せますし、犯罪捜査にも有用ですね。
focuslightsからの提案です。



追記
現在の日赤の無料検査項目は
ALT(GPT), AST(GOT), γ-GTP, 総蛋白, アルブミン, アルブミン対グロブリン, 総コレステロール
の7項目と記載しました。
が、このうち、
"アルブミン対グロブリン"(A/G比)は、”総蛋白”と、”アルブミン”の結果から計算して出すため、実質6項目ですね。


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